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グリーン電力とバイオサーキュラー原料の活用で製造時のCO2排出量を最大70%削減可能に
水の使用量は最大98%、土地の使用面積も最大98%削減
ベスタミド® RFP・eCOは製造時のCO2排出量を削減し、資源の有効活用も実現したサステナブル ポリアミドです
ベスタミド® Terra:バイオ由来ポリアミド
ベスタミド® RFP:再生可能エネルギー利用し、製造時のCO2排出を削減したポリアミド
ベスタミド® eCO:再生可能エネルギーとバイオサーキュラー、またはバイオマス原料を使用することでCO2排出を削除したポリアミド
ベスタミド®はエボニック インダストリーズ社の登録商標であり、日本販売元はポリプラ・エボニック株式会社です。
2023年10月より、ドイツのエボニックではポリアミド12「ベスタミド®」の製造工程で用いる電力をすべて風力発電などの再生可能エネルギーに切り替えました。日本市場販売分を含め全量、再生可能エネルギー利用に切り替えが行われています。
さらに、蒸気等のユーティリティに使われるエネルギーにも再生可能エネルギーを使用することで、製造工程で排出される二酸化炭素(CO2)を、マスバランス方式により従来比で最大50%削減できる「ベスタミド® RFP」を今後上市予定です。
これらの炭素排出量は、ベースポリマーの製造工程のものです。実際にお客様のお手元に届く製品には、物流やコンパウンド工程でのエネルギーも付加されることになりますが、製品の炭素排出量の大半を占めるベースポリマー部分で35%程度削減できる効果は大きいと考えています。
「ベスタミド® eCO」はさらに再生可能エネルギーとバイオサーキュラー原料を活用し、最大70%を削減しています。
一方、以前から植物由来ポリアミドであるポリアミド1010やポリアミド610を「ベスタミド® Terra」として製造していますが、植物由来ポリアミドの製造工程でのCO2排出量は、このグリーン電力使用によって引き下げられたポリアミド12のCO2排出量よりも大幅に多いことがわかりました。
また、欧州では昨今、樹脂製造に関わる「土地の使用面積」や「水の使用量」にも関心が寄せられるようになっています。エボニックのポリアミド12は、植物由来ポリアミドのベスタミド® Terraに比べて水の使用量を最大98%、土地の使用面積を最大98%削減できます。
このように、植物由来の樹脂を生産するためには、大量の水、広大な土地を消費しています。
エボニックのサステナブルポリアミドであるポリアミド12は、再生可能エネルギーとバイオサーキュラーまたはバイオマス原料を使用することでCO2排出を最大70%削減し、植物由来ポリアミドリアミドのベスタミド® Terraに比べて水、土地もわずかしか使用しません。