プレスリリース

国内最大級のバイオガス精製プラントに「SEPURAN® Green」膜が 採用され、順調に運転稼働中

2022年11月29日

  • バイオガス分離膜SEPURAN®Green(セプランTM)

 ポリプラ・エボニック株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:金井 産(かない ただし))のバイオガス用分離膜「SEPURAN® Green」が、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小西 康弘(こにし やすひろ))のバイオガス精製設備に採用され、鹿児島市の南部清掃工場内で順調に稼働中です。

 今回受注した精製設備は、鹿児島市のごみ焼却場のバイオガス施設に導入され、バイオガスを精製し、精製後に地元のガス会社へ供給され、都市ガスの原料として利用されます。なお、ごみ焼却場のバイオガスを都市ガスの原料とし、ガス会社へ販売する事例は、国内で初めての取組みであり、しかも国内最大級の規模となります。

 2050年までのカーボンニュートラル化に向けて、都市ガス各社はバイオガスの導入も積極的に検討を進めています。国内ではバイオガスは発電に使われることが多いが、都市ガスの原料にすれば貯蔵しやすく、無駄なく活用できるメリットがあり、海外では既にCNG車の燃料や都市ガス代替として導管注入されているケースが多く存在します。

 「SEPURAN® Green」膜は、その高い分離性能と処理能力を兼ねた分離膜として、高い生産性を持つ事から、既に海外では800件以上の導入実績があります。
 膜分離は他の分離技術に比べて、運転に必要なエネルギーが少なく、ランニングコストが安く、単純な操作で設置面積も小さくコンパクトな設備にする事が可能です。

ポリプラ・エボニックでは、サステナブルな社会の実現を目指し、引き続きお客様へのきめ細かな技術サポートを行って参ります。

 

*SEPURAN®(セプランTM)はエボニック インダストリーズ社の商標であり日本販売元はポリプラ・エボニックです。