プレスリリース

ダイセル・エボニックのダイアミドのエラストマーグレード、 新ホログラム加飾を実現

2018年12月04日

  • 真空成形によりホログラムポリウレタンフィルムをダイアミドと複合化したシート (3D形状サンプル)
  • ダイアミドは透明なため、プリントを施すなどの多彩な加飾も可能

- 真空成形によりホログラムポリウレタンフィルムを複合 -

引っ張りに強く、割れや剥がれがおきにくい - 広い面でのホログラムデザインを可能に ダイセル・エボニック株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:金井(かない) 産(ただし))のナイロン12樹脂「ダイアミド」のエラストマーグレードと、村田金箔グループ(本社:東京都文京区および大阪市阿倍野区、代表取締役社長:村田(むらた) 淳(じゅん))のホログラムポリウレタンフィルムとを、ダイセルパックシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:近藤(こんどう) 髙(たか)志(し))の真空成形により複合化し、新しいホログラム複合シートを開発しました。 

従来のホログラムデザインは、表面に特殊な形状を設けた後に着色、またはメッキを施すことで利用されてきましたが、引っ張りに弱く割れやすいため伸縮する部位には使用できず、限定的に使用されてきました。 

また、ホログラムポリウレタンフィルムは単独では柔らかすぎるため成形が難しい素材とされていました。 

今回、ダイアミドとの複合化により、ホログラム加飾されたシートの靱性を高めることで割れや剥がれが起きにくくなり、その際立った意匠性を広い範囲で利用することが可能になりました。

また、真空成形のデザインの自在さにより、凹凸を伴った3Dデザインをも施すことができます。 加えて、ダイアミドを用いたこのホログラム複合シートは0.3ミリの薄さでも柔軟で強靭なため、今までホログラムデザインを適用できなかった製品へも対応します。

ホログラムデザインの可能性を広げ、新たな分野での自由なデザインに、ダイセル・エボニックのダイアミドは貢献いたします。