ニュースプレスリリース
NEWリリース2015.10.06自動車のレーザー溶接アクチュエーター・ハウジングに ベスタミド HT plus (PPA)採用
独ヘラー社(HELLA KGaA Hueck & Co.)の最新のウエイストゲート・アクチュエーターのハウジングに、独エボニック リソース エフィシエンシー社(日本販売元:ダイセル・エボニック)のベスタミドⓇ HT plusが採用されました。 この部品は摂氏160度で使用されるエンジンコンパートメント内の厳しい環境にも十分耐えられます。ドイツの自動車メーカーは2014年10月からこのアクチュエーターを採用し、製造ラインにて生産を開始しています。
アクチュエーター・ハウジングには、特別に開発されたベスタミドⓇ HT plusの2つのグレードを用いています。 カバー(上部)にはレーザーを透過させるベスタミドⓇ HT plus M1034を、本体(下部)にはレーザーを吸収するベスタミドⓇ HT plus M1634を使用しており、本体とカバーはレーザー溶接されています。
レーザー溶接は、一般的に用いられる超音波溶接に比べ、内部の電子部品にダメージを与えません。 また、接合強度が均一であること、溶接に必要な加熱箇所が狭いこと、溶接部の接合強度が高いこと、そして溶接の際にハウジング内にスパッタリングが生じないなどの利点があります。
どちらのハウジング部品も、40%のガラス繊維で強化されており、高耐熱性に加えて、高剛性と高強度、優れた寸法安定性、そして高い耐薬品性を持っています。ヘラー社のポリマー材料の専門家、ウドー・ヴァールマイヤー氏は、部品がレーザー溶接が可能なことに加え、その優れた機械的・熱的特性について高く評価し、「ベスタミドⓇ HT plusは当社のアクチュエーターシリーズのすべての要件を満たしています。エボニックのポリフタルアミドは当社の用途には理想的な素材です。」と述べています。
ウエイストゲート・アクチュエーターは、ターボチャージャー内のガスの流れをコントロールするものです。ヘラー社のアクチュエーターは、幅広い温度帯で非常に精度が高く、きわめて強固であり、信頼できる設計の部品です。
※このリリースは2015年8月14日にエボニック リソース エフィーシエンシー社より
リリースされたものの和訳です。
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ダイセル・エボニックについて
ダイセル・エボニックはドイツのヒュルス社(現エボニック インダストリーズ)とダイセル化学工業株式会社(現 株式会社ダイセル)の合弁会社として1970年に設立されました。以来、ダイアミドやベスタミド、ベストジント(ナイロン12樹脂)、トロガミド(透明ナイロン)などの優れた機能性樹脂を創出してきました。近年では、C8&C12脂環乾式化合物、プレキシグラス(PMMA樹脂)、ベスタキープ(超耐熱性樹脂・PEEK)など、取り扱う製品バリエーションも充実しています。より付加価値の高い製品をお客様にお届けするために、常に新しい視点とアイデアで品質向上とサービス体制の強化に努めています。
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エボニックリソース エフィシエンシー GmbHが主導するリソース エフィシエンシー部門は、産業用途向けのスペシャルティケミカル分野におけるエボニックの活動を統括しています。環境に優しくエネルギー効率に優れた高機能材料を自動車、塗料・塗装、接着剤、建設、その他多くの業界に供給しています。当部門の社員数は約7,800人、2014年度の売上は約40億ユーロです。
エボニック インダストリーズについて
ドイツのクリエイティブな産業グループであるエボニックは、スペシャルティケミカルの世界的リーダーです。ニュートリション&ケア、リソース エフィシエンシー、パフォーマンス マテリアルズの部門で事業を展開しています。エボニックの強みは、革新的な技術力と統合的な技術プラットフォームです。 2014年度は33,000人以上の社員を有し、総売上高は約129億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は約19億ユーロを計上しました。
ダイセル ・ エボニック株式会社
〒163-0913
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