ニュースプレスリリース

NEWリリース2014.07.14ダイセル・エボニックのPEEK樹脂 ベスタキープ-J 半導体分野向け機械要素部品に採用

ダイセル・エボニック株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:アンドレ・ノッペ)のPEEK樹脂「ベスタキープ-J ZV7801」が、このたび日本ケミカルスクリュー株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:判治文雄)の電線結束用バンドに採用されました。

この電線結束用バンドには、PEEK素材とフッ素樹脂を微分散技術によってナノレベルでアロイ化したベスタキープ-J ZV7801が使用されています。純PEEK樹脂(100%)と比べて低い弾性率(約80%)が特徴のベスタキープ-J ZV7801は、強靭さと柔軟さを合わせ持ったフレキシブルな性能を実現しています。また、PEEK樹脂には存在しなかった白色を特徴とし、高温下での酸に対する耐性の向上および低い誘電率など、従来では発現し得ないユニークな特性を保持しています。

加えて生産性においても、熱可塑性フッ素ポリマーを添加したことによる容易な離型性と高い流動性により成形条件に幅ができ、安定した量産を確立することが可能です。

ダイセル・エボニックでは、一層の信頼度向上を目指し、お客様のニーズに合わせた日本国内コンパウンドに注力してまいります。

ダイセル・エボニックについて
ダイセル・エボニックはドイツのヒュルス社(現エボニックインダストリーズ)とダイセル化学工業株式会社(現 株式会社ダイセル)の合弁会社として1970年に設立されました。以来、ダイアミドやベスタミド、ベストジント(ナイロン12樹脂)、トロガミド(透明ナイロン)などの優れた機能性樹脂を創出してきました。近年では、C8&C12脂環式化合物、プレキシグラス(PMMA樹脂)、ベスタキープ(超耐熱性樹脂・PEEK)など、取り扱う製品バリエーションも充実しています。より付加価値の高い製品をお客様にお届けするために、常に新しい視点とアイデアで品質向上とサービス体制の強化に努めています。

<参考資料> VESTAKEEP-J  ZV7801

【特徴】
1.低い弾性率(純PEEKの約80%)を利用したフレキシビリティ性能
2.容易な視認性を保有する白色
3.高温下における酸に対する耐性向上
4.低誘電率

 

お問い合わせ先

ダイセル・エボニック株式会社新事業開発部
T 06-6342-6712
F 06-6342-6718
info@evonik.daicel.com

ニュース一覧へ戻る

日本ケミカルスクリュー株式会社の電線結束用バンド
VESTAKEEP-J  ZV7801 ペレット(粒状)