ニュースプレスリリース
NEWリリース2024.09.26硬質発泡体ロハセル®の製造を100%再生可能エネルギー利用に
このプレスリリースはエボニック インダストリーズ社が2024年9月3日に発表した文章であり、
そのロハセル®事業を日本展開するポリプラ・エボニック株式会社による和訳です。
・ロハセル®は、100%再生可能エネルギーによりダルムシュタットで製造
・年間3,400トンのCO2削減を見込む
・航空宇宙、電子機器、医療機器などのハイエンドアプリケーションに対応
エボニックは、主要拠点であるドイツ・ダルムシュタットで高機能硬質発泡体「ロハセル®」の製造において、再生可能エネルギー由来の電力のみを使用するようにアップグレードしました。これにより、エボニックハイパフォーマンスポリマー事業は、年間3,400トンのCO2排出量を削減します。
「サステナビリティは、エボニックのハイパフォーマンスポリマー事業の成長戦略の重要な部分です。エボニックは、ロハセル®の全体的な二酸化炭素排出量を削減することで、お客様により環境に優しいソリューションを提供するという当社のビジョンに向けて決定的な一歩を踏み出しています。」と、エボニックのフォーム&PEEK製品部門の責任者であるヴェルナー・エッシャー博士は述べています。
ダルムシュタット工場へのロハセル®生産のためのグリーン電力の供給は、グリーン電力証書と特別供給契約、いわゆる電力購入契約(PPA)によって確保されています。持続可能なエネルギーによる電力を生産工程に独占的に使用することで、排出量の削減に貢献し、その結果、エボニックのロハセル®のお客様は、彼らの製造製品の持続可能性を高めたいと考えています。
エボニックは、2030年までに売上高の50%以上を「次世代ソリューション」から生み出すという目標を掲げています。その中には、平均以上のサステナビリティのメリットを提供するロハセル®のような製品も含まれます。
ロハセル®は、非常に軽量で高温高圧に耐えることができる硬質ポリメタクリルミド構造フォームです。この高性能発泡体は、航空、エレクトロニクス、医療技術、輸送、スポーツ用品などの業界のハイエンド用途の材料として求められています。複合材料のコア材として最適で、高速鉄道や電気自動車の部品など、ロハセル®で作られた最終製品は、強度は高いが全体の質量が軽く、全体的な生産効率を向上させ、炭素排出量を削減する可能性が高くなります。
以上