プレスリリース

エボニック、新たなロハセル®新工場を2022年4月より稼働

2022年03月23日

 

※ダイセル・エボニックはエボニック スマートマテリアルズのロハセルⓇの日本販売元としてエボニック スマートマテリアルズからのリリースの和訳をお届けいたします。
(以下、2022年3月16日発表文書の和訳)


•    特長:最新の技術・安全規格
•    増加する将来需要への供給を確保

 エボニックは、コンポジット用の高機能発泡体をダルムシュタットで生産する新しい近代的な製造施設に、数千万ユーロを投資しています。同時に、1972年に操業を開始した当初の生産工場の一部については、操業を停止もしくは、広範囲に再築する予定です。これらの措置により、航空宇宙産業向けなどの構造用発泡体の今後の需要拡大に対応します。

 

絶え間ない成長
 ダルムシュタットにあるエボニックの従来の生産設備は、サンドイッチ複合材料のコア材料として使用されるロハセル®構造用発泡体を50年間にわたり製造してきました。近年、医療技術、スポーツ用途、エレクトロニクス産業用部品、自動車・航空機などの幅広い産業分野で軽量部品の市場ニーズが高まっており、順調に売上げを伸ばしています。ロハセル®は、5Gネットワーク用の高周波機器や空飛ぶクルマの設計などの新しい技術開発にも貢献しています。さらに、高機能発泡体の品揃えは、市場に次々と導入される新製品と共に拡大します。

 近代的かつ最先端の建屋と最新の安全基準を満たす生産環境を整えて、航空宇宙や自動車などの増え続ける需要および高品質要件に対応いたします。エボニックのスマートマテリアルズ部門長であるクラウス レティッヒ氏は「エボニックはお客様のサステナブルなソリューションに役立つ製品への投資を続けています。」と述べ、「多くの産業は高性能な軽量部品を効率的に生産したいと考えています。当社の高機能なコンポジット用発泡体がこれを可能にします。」と続けました。

 

全世界に継続的な供給を確保
 ダルムシュタットの既存のプラントでは、工場新設および近代化フェーズの間も生産を継続します。2022年4月には最初の新工場が稼働し、その年の間にその他の工場も稼働します。
 高機能発泡体ロハセル®の製造は1972年にドイツのダルムシュタッドで開始され、その後、アメリカおよびアジアに拡大しました。アメリカ(アラバマ州モービル)および中国(上海)には、北米、南米およびアジアの顧客をサポートし、供給するための補完プラントおよび地域チームが配置されています。

 

ロハセル®について
 ロハセル®は、航空宇宙、自動車、海洋、スポーツ用品器、エレクトロニクス、医療用途でサンドイッチ部品の設計および製造に使用される硬質ポリメタクリルイミド構造発泡体です。この極めて軽量な発泡体は、高温・高圧に耐えることができ、コンポジット部材のコア材として最適です。構成部品はロハセル®コアを用いることにより迅速かつ効率的に製造することが可能になり、自動生産に理想的であるため、他のコア材料と比較して、よりコスト効率の良い複合部品の製造を可能にしています。

 

※ロハセルⓇはエボニックオペレーションズGmbHの登録商標であり、日本発売元はダイセル・エボニック株式会社です。

 

エボニック インダストリーズについて
 
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2020年度は、122億ユーロの売上、19.1億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。 革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、33,000人以上の社員が働いています。

スマートマテリアルズについて
 
スマートマテリアルズ部門は、省資源ソリューションを実現し、従来のものに代わる革新的なマテリアルに関するビジネスで構成されます。環境、エネルギー効率、都市化、モビリティ、健康など、私たちが直面する課題にソリューションを提供します。2020年度は、32.4億ユーロの売上を計上し、約7,900人の社員が働いています。当部門は、エボニック オペレーションズGmbHの一部です。

ダイセル・エボニックについて
 
ダイセル・エボニックはエボニック ジャパン株式会社と株式会社ダイセルの合弁会社として1970年に設立され、ナイロン12樹脂、透明ナイロンなどの優れた機能性樹脂を創出してきました。近年では、C8&C12脂環式化合物、PMMA樹脂、超耐熱性樹脂・PEEKなど、取り扱う製品バリエーションも充実しています。より付加価値の高い製品をお客様にお届けするために、常に新しい視点とアイデアで品質向上とサービス体制の強化に努めています。2021年12月に株式会社ダイセルはその株式持分を完全子会社であるポリプラスチックス株式会社に移転しました。それにともなってダイセル・エボニックは、2022年4月1日より「ポリプラ・エボニック株式会社」へと社名を変更します。

免責事項
 
このプレスリリースに記載されている見通しや期待、または将来の予測に関する記述は、既知または未知のリスクと不確実性を含む可能性があります。実際の結果や発展は事業環境の変化により異なる場合があります。エボニック インダストリーズ AG及びダイセル・エボニック株式会社はこのリリースに含まれる見通し、期待、記述に関して、更新の義務を負いません。